2022年09月28日
こんにちわは、パーソナルジムSORAの森です。今回は、「穀物は白色より茶色」についてのお話しです。
お米の話をしますと、そもそも同じ原料なのに、なぜ白色と茶色のお米が存在するのでしょうか。みなさん、ご存知だと思いますが、これは、穀類の精製というプロセスにあります。
収穫した稲には、カサカサした籾殻がくっついています。この籾殻を取り除いたものが玄米です。さらに、玄米から果皮、胚芽、ぬかを取り除いたのもが白米です。
玄米は茶色で、白米は白色。この色の違いがそのまま体への吸収スピードの違いにそのまま繋がります。
体にどれだけ速やかに吸収されるかを示した指標をGI値(グリセミック・インデックス)と言います。ブドウ糖の吸収速度を100とした相対値で示されたもので、この値が高いほど体にスピーディに吸収されるので、血糖値の急上昇を招きやすいです。血糖値が急上昇すれば、インスリンが大量に分泌されるので、脂肪の合成が進んでいきます。主食のお米をがっつり食べたい方ほど、白色より茶色を選ぶ方が良いでしょう。
【GI値の比較】
白米(80)⇔玄米(76)
パン(75)⇔全粒粉パン(72)
うどん(62)⇔そば(59)
では、なぜ白米より玄米の方が、GI値が低いのでしょうか。それは、取り除いた果皮、胚芽、ぬかといった部分に多くの食物繊維が含まれていいるからです。この食物繊維のおかげで糖質の吸収スピードを緩やかにするだけでなく、腸の中で善玉菌のえさになり腸内環境がよくなり便秘の解消にもつながります。
また、玄米の果皮、胚芽、ぬかの部分には、食物繊維だけでなくビタミンB1、ビタミンE、カルシウム、マグネシウム、鉄などが含まれています。ビタミンB1は、糖質をエネルギーにする際に助けてくれる補酵素。ビタミンEは、体の酸化を防いでくれるビタミン。カルシウムは、骨や歯の形成に不可欠な栄養素。また、筋肉の収縮や、神経伝達ににもかかわっています。ですから、この栄養価の高い部分を捨ててしまう精製した白米より玄米の方を選びたいですね。
大阪市中央区、松屋町、谷町四丁目、堺筋本町エリアにあるパーソナルジムSORAでは、「解剖学、生理学、運動学などの体のメカニズムを熟知した国家資格者によるトレーニング指導。」「理論と実践を兼ね備えたボディビル優勝経験のある院長によるトレーニング指導。」「トレーニングと治療の融合。」などを特徴としております。
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森 健浩
パーソナルジムSORA パーソナルトレーナー
そら鍼灸整骨院 院長
柔道整復師 鍼灸師
1995年大阪ボディビル選手権バンタム級 優勝