苦しくなってからの「あと1回」 ~中枢神経系の抑制について~

2025年03月07日

 こんにちは、パーソナルジムSORAの森です。今回は、「苦しくなってからのあと1回」についてのお話しです。

 

 ウエイトトレーニングをしていて、限界に近づいてからのあともう1回、あともう2回が、筋肉をつけるのに効果的な刺激になることは間違いありません。しかし、心身ともにギリギリの状態で最後のあと1回、あと2回を上げていくのは、誰でもシンドイですし、誰でも心が折れそうになるでしょう。

 

 そもそも、限界に近づいてくると、動作を止めたくなるのは、本能的に自然の反応です。限界を超えた動作を続けてしまうと、関節や筋肉を痛めてしまうリスクが高まるからです。限界近くになってくると脳が抑制をかけて「止めとけ、止めとけ」と指令を出してきます。

 

 そして、このもう駄目だと感じる限界点は、経験によって左右されます。毎回、毎回、トレーニングでこの限界点を経験していくと、脳からのブレーキがかかりにくくなることがわかっています。

 

 例えば、スクワットが20回しかできない人が、トレーニングを継続していくうちに25回、30回と少しずつ増えていきます。これは、筋肉そのもの力がついていくこともありますが、脳のブレーキが弱くなることも強く影響しています。

 

 ですから、トレーニングを始めた最初のうちは、かなり早い段階で「もう駄目だ」と感じることがあると思いますが、これは自然の反応です。

 

 トレーニングをしていて、「そろそろきつくなってきたな」「止めたいな」と感じたら「ここからがとレーニングの本番だ」「あともう1回」と思うようにして欲しいと思います。それを繰り返していくと、脳からのブレーキが少しずつ抑えられて自然に回数が増えて筋力アップ、筋持久力アップに繋がってくると思います。

 

 大阪市中央区、松屋町、谷町四丁目、堺筋本町エリアにあるパーソナルジムSORAでは、「ボディビル優勝経験のある院長による理論と実践をを兼ね備えたトレーニング指導。」「解剖学、生理学、運動学などの体のメカニズムを熟知した国家資格者によるトレーニング指導。」「トレーニングと治療の融合。」などを特徴としております。

 

 加齢や運動不足による筋力低下で日常生活動作が不安な方。運動不足で筋力低下が激しく姿勢が悪くなってきた方。ダイエットしたい方。かっこいい体を作りたい方。スポーツ愛好家でパフォーマンスを上げたい方やコンディションを整えたい方。などお気軽にご相談ください。

 

 只今、無料カウンセリング受付中(要予約)カウンセリング時間、約30分。

 

森 健浩

パーソナルジムSORA パーソナルトレーナー

そら鍼灸整骨院 院長

柔道整復師 鍼灸師

1995年大阪ボディビル選手権バンタム級 優勝