血糖値スパイク

2022年06月10日

こんにちは、パーソナルジムSORAの森です。今回は、「血糖値スパイク」についてのお話しです。

 

 まず血糖値とは、血中のブドウ糖の濃度のことです。食べた炭水化物が分解されブドウ糖になり、小腸で吸収され、血液の中のブドウ糖の濃度が上がります(血糖値の上昇)。血液中のブドウ糖の濃度が上がると、膵臓からインスリンが分泌され、血液中のブドウ糖は、肝臓、筋肉、脂肪細胞に取り込まれて血糖値が下がっていきます(血糖値の低下)。

 

 このようにインスリンの働きによって血糖値の上昇が抑えられますが、インスリンの分泌量が少なかったり、インスリンの働きが悪かったりして、血糖値が下がらない状態が慢性的に続くのが糖尿病です。

 

 通常、血糖値は、食後ゆっくり上昇し、ゆっくり降下していくのが理想的なのですが、食後の血糖値が急上昇と急降下を起こす状態を「血糖値スパイク」と言います。血糖値の折れ線グラフを見るとまさに、スパイク(トゲ)のように鋭角に尖っているので「血糖値スパイク」と言います。

 

 血糖値スパイクは、インスリンのの分泌に影響されています。膵臓の老化や肥満などによってインスリンの分泌能力が衰えると、分泌量が減ったり、分泌するタイミングが遅れたりします。結果、細胞がブドウ糖を取り込むことができず、血糖値が急激に上昇してしまいます。さらに、急上昇した血糖値を抑えるために、後からインスリンが大量に出でしまうので、血糖値の急降下が起こります。

 

 このような血糖値の乱降下は、血管にダメージを与えて動脈硬化を引き起こします。動脈硬化は、心筋梗塞や脳卒中のリスクを上げてしまうことになります。

 

 このような血糖値スパイクを起こさない為に以下のことに気を付けていきたいですね。

 

・プロテインファーストを心掛ける。タンパク質→野菜→炭水化物の順番で。

・朝食を抜かない。

・よく噛んでゆっくり食べる。

・日常的にウエイトトレーニング(筋トレ)をする。

・炭水化物を摂りすぎない。

 

 大阪市中央区松屋町、谷町4丁目、堺筋本町エリアにある「パーソナルジムSORA」では、「理論と実践を兼ね備えたボディビル優勝経験のある院長によるトレーニング指導」「解剖学、生理学、運動学、など体のメカニズムを熟知した国家資格によるトレーニング指導」「トレーニングと治療の融合」などを特徴としております。経験豊富なパーソナルトレーナーをお探しの方は、是非、お声掛けください。

 

 只今、無料カウンセリング受付中(要予約、カウンセリング時間約30分)

 

森 健浩

パーソナルジムSORA パーソナルトレーナー

そら鍼灸整骨院 院長

柔道整復師 鍼灸師

1995年大阪ボディビル選手権バンタム級 優勝