インスリン様成長因子(IGF-1)が筋肥大を促進させる

2024年05月30日

 こんにちは、パーソナルジムSORAの森です。今回は、「インスリン様成長因子(IGF-1)が筋肥大を促進させる」についてのお話しです。

 

 筋肥大にダイレクト関わると思われてきた成長ホルモンが、最近の研究ではあまり重要ではないと考えられるようになってきました。

 

 ホルモンは、基本的に全身に作用するファクターです。成長ホルモンは脳下垂体から、男性ホルモンは精巣から分泌され、全身を巡りながら筋肉に作用します。

 

 もし、筋肥大においてホルモンの影響が強いとすると、片腕のトレーニングをすると反対側の腕も発達しなければならないし、腕のトレーニングをすると脚も発達しなければなりません。

 

 実際にそういったことは起こらないので、やはりホルモンの影響よりも、筋肉を動かすという局所的な仕組みの方が大切です。

 

 そこで注目されているのが、成長ホルモンに似た「インスリン様成長因子(IGF-1)」という物質です。これは肝臓から分泌されますが、筋トレをすると筋肉からも分泌され、筋肉自体に働きかけたり、筋サテライト細胞(筋繊維の再生の為に必要な細胞)という幹細胞の増殖を促したりと、局所的に働いて筋肥大に貢献することがわかっています。

 

 では、筋肉にインスリン様成長因子を分泌させる刺激とはどういうものか?それは、瞬間的に大きな力を出すタイプのトレーニングではありません。少し長い時間、筋繊維が頑張って力を出すという条件が大切になります。いわゆるトレーニング容量が大きいトレーニングをすると、インスリン様成長因子の分泌が増えます。ですから、筋肥大にとって大切なのは、トレーニング容量(重さⅹ回数xセット数x週の頻度)ということになります。

 

 大阪市中央区、松屋町、谷町四丁目、堺筋本町エリアにあるパーソナルジムSORAでは、「ボディビル優勝経験のある院長による理論と実践をを兼ね備えたトレーニング指導。」「解剖学、生理学、運動学などの体のメカニズムを熟知した国家資格者によるトレーニング指導。」「トレーニングと治療の融合。」などを特徴としております。

 

 加齢や運動不足による筋力低下で日常生活動作が不安な方。運動不足で筋力低下が激しく姿勢が悪くなってきた方。ダイエットしたい方。かっこいい体を作りたい方。スポーツ愛好家でパフォーマンスを上げたい方やコンディションを整えたい方。などお気軽にご相談ください。

 

 只今、無料カウンセリング受付中(要予約)カウンセリング時間、約30分。

 

森 健浩

パーソナルジムSORA パーソナルトレーナー

そら鍼灸整骨院 院長

柔道整復師 鍼灸師

1995年大阪ボディビル選手権バンタム級 優勝