バイラテラル(両側性)とユニラテラル(一側性)

2024年03月08日

 こんにちは、パーソナルジムSORAの森です。今回は、「バイラテラル(両側性)とユニラテラル(一側性)」についてのお話しです。

 

 筋力トレーニングの種目は、色々ありますが、大きく分けると両手・両足で同時に行う種目と片手・片足を交互に行う種目があります。

 

 例えば、肩を鍛える種目のサイドレイズで考えていきましょう。両手で同時に体側へダンベルをあげるのが、バイラテラル(両側性)で、片手でダンベルを上げるのが、ユニラテラル(一側性)になります。

 

 このバイラテラルとユニラテラルには、特徴があります。両側性の筋力を発揮するにときは、片側ずつ筋力を発揮するときの足し算よりも、合計が小さくなってしまうという生理的な現象があります。左側の筋力+右側の筋力=両側の筋力、とはならないということです。これを両側性欠損といいます。

 

 例えば、10㎏でバイラテラル(両側性)でサイドレイズのエクササイズができたとすると、片手でユニラテラル(一側性)のサイドレイズをおこなうと、もう少し重たいウエイト、12kgを扱うことができる。みたいな感じです。

 

 両側性欠損の原因は、脳の中の問題と考えられています。両側を使ってエクササイズをするときの方が、片側だけを使ってエクササイズをするときよりも、それだけの脳の広い部分を使わなければなりません。それは、脳にとって負担になるので使用重量が落ちてしまうと言われています。

 

 あともう一つの理由は、人間の体は、もともと完全に左右対称の人はいません。右側が強かったり、左側が弱かったりと。もともとが非対称なので、両側同時に動作をおこなうときも、どうしても筋力の弱い方に負担がかかってしまいます。そこで、自動的に弱い方に力の出力を合わせるようにして、ケガのリスクを減らしていると考えられています。

 

 大阪市中央区、松屋町、谷町四丁目、堺筋本町エリアにあるパーソナルジムSORAでは、「ボディビル優勝経験のある院長による理論と実践をを兼ね備えたトレーニング指導。」「解剖学、生理学、運動学などの体のメカニズムを熟知した国家資格者によるトレーニング指導。」「トレーニングと治療の融合。」などを特徴としております。

 

 加齢や運動不足による筋力低下で日常生活動作が不安な方。運動不足で筋力低下が激しく姿勢が悪くなってきた方。ダイエットしたい方。かっこいい体を作りたい方。スポーツ愛好家でパフォーマンスを上げたい方やコンディションを整えたい方。などお気軽にご相談ください。

 

 只今、無料カウンセリング受付中(要予約)カウンセリング時間、約30分。

 

森 健浩

パーソナルジムSORA パーソナルトレーナー

そら鍼灸整骨院 院長

柔道整復師 鍼灸師

1995年大阪ボディビル選手権バンタム級 優勝