LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が高いと要注意!

2022年12月08日

 こんにちは、パーソナルジムSORAの森です。今回は、「LDLコレステロールが高いと要注意!」についてのお話しです。 

 

 脂肪(脂質)の一種である、コレステロール。健康診断などでもチェック項目に入っているコレステロールは、心臓病・脳卒中を引き起こす動脈硬化の指標として知られています。

 

 そもそも、コレステロールとは、一体どんなものなのでしょうか?コレステロールは生命の維持になくてはならない、体の中にある脂質の一種です。細胞の働きの調節や栄養素の吸収などに関わっており、全身の細胞膜(細胞への物質の出入りを調節する)の成分です。また、コレステロールは数種類のホルモンとビタミンDの生成を助け、脂肪の消化を助ける胆汁酸をつくり出す際にも役立つため、体内には、一定量のコレステロールが必要です。

 

 コレステロールは、体外から取り入れるもの(食事)と、体内(主に肝臓)で合成されるものの2つに大別ができ、前者がコレステロール全体の3分の1、後者が3分の2を占めるといわれています。

 

 ここで世間でよく聞く「善玉コレステロール」と「悪玉コレステロール」についてですが、

名前が異なるので2種類のコレステロールが存在すると思われがちですが、体内における役割の違いで善玉と悪玉に分けられているだけで、コレステロールはひとつです。

 

 コレステロールは血液に乗って体の各所に運ばれるのですが、コレステロールは脂質であり血液に溶けにくいため、「リボたんぱく質」という成分と結合する必要があります。例えるなら、リボたんぱく質は、コレステロール(=船員)を乗せる「船」のようなイメージです。

 リボたんぱく質は2種類あり、分子量の大きいものが「HDL(善玉)」、分子量の小さいものが「LDL(悪玉)」です。この2つのリボたんぱく質の「船」のどちらかにコレステロール(船員)が乗船し、「HDL(善玉)コレステロール」「LDL(悪玉)コレステロール」となって、血液中に運ばれる(航海する)というわけです。

 

 「善玉」のHDLコレステロールは、血管にある余分なコレステロールを肝臓に戻す「回収係」の役割を持っています。HDLコレステロールがコレステロール回収してくれることで、動脈硬化の防止につながります。

 

 一方、「悪玉」のLDLコレステロールは肝臓から全身の細胞にコレステロールを届ける役割を果たしていますが、細胞に必要以上にコレステロールが増えてしまうと、使われずに残った血液の中にある過剰なコレステロールが動脈の壁に次々と入り込み、血管の直径を狭くしてしまい、動脈硬化を引き起こします。これが、LDLコレステロールが「悪玉」と呼ばれる理由です。

 

 コレステロールが高くなる背景には、遺伝的要素や食習慣、肥満、運動不足などが挙げられます。遺伝的要素の代表が、「家族性高コレステロール血症」です。これは、遺伝的にLDLコレステロールが高くなってしまう病気のことで、日本では200~500人に1人の割合で存在するそうです。

 

 LDLコレステロールは、正常の量であれば全く問題ありませんが、増え過ぎには要注意です。LDL(悪玉)コレステロールの増加は、飽和脂肪酸の摂りすぎがひとつの要因にあります。飽和脂肪酸はバター、ラード、肉の脂身、生クリームなどの乳製品などの動物性脂肪に多く含まれているので、LDLコレステロール値が高くなってきた方は、伝統的な日本食を主食にし、睡眠を確保し、定期的に運動を心掛け、生活習慣を見直すようにこころ掛けたいですね。

 

 大阪市中央区、松屋町、谷町四丁目、堺筋本町エリアにあるパーソナルジムSORAでは、「解剖学、生理学、運動学などの体のメカニズムを熟知した国家資格者によるトレーニング指導。」「理論と実践を兼ね備えたボディビル優勝経験のある院長によるトレーニング指導。」「トレーニングと治療の融合。」などを特徴としております。

 

 加齢や運動不足による筋力低下で日常生活動作が不安な方。運動不足で筋力低下が激しく姿勢が悪くなってきた方。ダイエットしたい方。スポーツ愛好家でパフォーマンスを上げたい方やコンディションを整えたい方。などお気軽にご相談ください。

 

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森 健浩 

パーソナルジムSORA パーソナルトレーナー

そら鍼灸整骨院 院長

柔道整復師 鍼灸師

1995年大阪ボディビル選手権バンタム級 優勝