遅発性筋肉痛(DOMS) ~なぜ筋肉痛はトレーニング後2,3日して起こるのか~

2021年11月01日

 こんにちは。パーソナルジムSORAの森です。今回は、「遅発性筋肉痛」のお話しです。

 筋肉痛には、運動している最中に発生する「現発性筋肉痛」と運動後、数時間~数日後に発生する「遅発性筋肉痛」の2種類があります。現発性筋肉痛は、運動中に発生する乳酸が蓄積することが原因でおこり、筋肉が熱を持ち焼けつくような痛みを感じます。一方、遅発性筋肉痛は、筋肉が引き延ばされる伸張性収縮運動をしたことによる筋肉の損傷が原因の筋肉痛です。一般に筋肉痛というと「遅発性筋肉痛」のことを指します。

 普段、運動不足の方が突然運動や作業をした数日後に起こる筋肉痛。また、普段、トレーニングをしている方でもトレーニングの強度を上げたりすると起こる筋肉痛。何故、筋肉痛は、少し時間が経ってから起こるのでしょうか。そのメカニズムは、まだ、明らかにされてない部分は多いのですが、有力な説はこんな感じです。

 

 体の筋肉は、数千本の筋繊維が束になり、この束を筋膜が包むように形成されてます。痛みを感じる痛覚がこの筋膜には接合していますが、筋繊維には接合していないのです。作業や運動などで筋繊維が傷ついたとしても、筋繊維自体でそれを感じることはできません。傷ついた筋繊維から発生する痛みの物質が筋膜まで到達した際に初めて痛みを感じるという訳です。このタイムラグが運動後しばらくしてから筋肉痛が出るメカニズムです。

 

 このタイムラグには、運動強度や運動習慣があるかないか、などに左右されます。年齢による代謝の遅れが原因説は、賛否両論のようです。

 

大阪市中央区松屋町、谷町四丁目、堺筋本町エリアにある「パーソナルジムSORA」では、ボディビル優勝経験があり、指導歴30年のベテラントレーナーがみなさんの「なりたい自分」の達成の為に全力でサポートさせていただきます。

 

森 健浩

パーソナルトレーナー

そら鍼灸整骨院 院長

柔道整復師、鍼灸師

1995年大阪ボディビル選手権バンタム級 優勝