
2025年09月19日
こんにちは、パーソナルジムSORAの森です。今回は「短鎖脂肪酸の効果」についてのお話しです。
人の腸内には、数百種類、100兆個を超える腸内細菌が生息していると言われています。その腸内細菌のなかでも、ビフィズス菌などの善玉菌は、菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖を摂取することで短鎖脂肪酸(酢酸、酪酸、プロピオン酸など)を産生します。
近年の研究で短鎖脂肪酸が体に良い影響を及ぼす事がわかってきました。ここでは、短鎖脂肪酸の4つの効果について紹介していきましょう。
①安静時のエネルギー消費量のアップ
短鎖脂肪酸は血流にのって交感神経節(体温、血流、呼吸などをコントロールする神経)に到達します。短鎖脂肪酸は交感神経を活性化することで、脳や心臓に命令が出され、心拍数や体温の上昇を促すことで、安静時のエネルギー消費量を高めます。
②体脂肪の低減
腸内でつっくり出された短鎖脂肪酸は、体内に吸収され脂肪細胞に到達します。脂肪細胞に到達した短鎖脂肪酸は、脂肪組織に栄養が取り込まれるの防ぎ、脂肪の蓄積を抑えて体脂肪を減らしていきます。
③悪玉菌を抑える
腸内では、善玉菌と悪玉菌が、常に勢力争いをしています。短鎖脂肪酸は、腸内を適度に酸性を保ち、善玉菌を応援し悪玉菌をやっつけます。
④免疫力のアップ
私たちの腸は、食事とともにとりこまれるウィルスや病原菌による感染や炎症の危険といつも隣り合わせで生活をしています。しかし、私たちは簡単には感染をおこすことはありません。それは、腸の粘膜が病原体の侵入を防いでくれているからです。短鎖脂肪酸のなかでも酪酸やプロピオン酸には、元気な腸粘膜を維持して、腸のバリア機能を高める働きがあります。
ということで、食物繊維やビフィズス菌を摂り腸内に短鎖脂肪酸が増えると①~④のメリットを受けることができます。
大阪市中央区松屋町、谷町4丁目、堺筋本町エリアにある「パーソナルジムSORA」では、「理論と実践を兼ね備えたボディビル優勝経験のある院長によるトレーニング指導。」「解剖学、生理学、運動学、など体のメカニズムを熟知した国家資格によるトレーニング指導。」「トレーニングと治療の融合」などを特徴としております。経験豊富なパーソナルトレーナーをお探しの方は、是非、お声掛けください。
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森 健浩
パーソナルジムSORA パーソナルトレーナー
そら鍼灸整骨院 院長
柔道整復師 鍼灸師
1995年大阪ボディビル選手権バンタム級 優勝